2020年12月5日土曜日

クリスマス例会(自然保護講座)を行いました。

  今日は県民会館で年末恒例の例会を行いました。予告したとおり、当会副理事長の増田氏による「緑資源基幹林道・有峰区間の問題と現状」と題した講演、次いで富山県爬虫両生類研究会の草間氏と澤田氏による「有峰湖周辺における希少種ハクバサンショウウオの生息状況について」と題した講演が行われました。20名の参加があり、活発な質疑応答が行われました。

講演の様子


有峰林道舗装事業中止(ハクバサンショウウオの保全)の要望書を県知事宛に提出しました。

  12月3日に県知事宛に有峰林道事業に関する要望書を提出しました。これに関してはテレビ2局(北日本放送、チューリップテレビ)、新聞数社(確認できたものは読売新聞、北日本新聞、富山新聞)が報道しました。

 この問題は富山県が有峰県立自然公園内を走る有峰林道の東岸線の舗装工事を計画しているのですが(現在は未舗装路、一般車両通行禁止)、近年の調査で東岸線沿いはハクバサンショウウオ(環境省レッドリスト絶滅危惧ⅠB類、富山県絶滅危惧Ⅰ類および富山県希少野生動植物保護条例に指定されている5種のうちの1種)の一大生息地であることが分かり、舗装工事がハクバサンショウウオの生育に壊滅的な影響を与えると危惧されることから事業の中止を要望したものです。

要望書はこちら(資料1~5は割愛)