2019年5月25日土曜日

第16期定期総会および記念講演

 本会の第16期定期総会が県民会館で開かれました。総会に先立ち,本会副理事長の増田準三氏による記念講演「『立山黒部』世界ブランド化構想は,何が問題なのか」が行われ,現在富山県が進めている「立山黒部」世界ブランド化構想に関して,立山の自然保護・環境保全の観点から問題提起を行い,議論が行われました。

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 総会では,昨年度の活動報告ならびに本年度の事業計画などが提案・承認され,これまでと同様に立山の外来種駆除やアルペンルート沿いのブナの活力度調査,呉羽丘陵(城山)におけるモニタリングサイト1000里地調査の継続,また非会員向けの自然観察会なども継続して行いこれまで以上に環境教育にも力を入れていくことが確認されました。

当日の様子は5月26日付けの北日本新聞および富山新聞に掲載されました。

講演中の増田準三氏

記念講演の様子



2019年5月19日日曜日

アースデイとやま2019

 今日はアースデイとやま2019でした。今年は「SDGsってなに?」をテーマに富山市ファミリーパークで開催され,本会は「立山・材木坂~美女平の自然とその保護」と題してパネル展示を行いました。

本会のパネル展示

2019年5月18日土曜日

モニタリング1000里地調査(呉羽丘陵)

 今日はモニ1000調査の日でした。メンバー4人で呉羽丘陵を散策し,今咲いている植物の観察と記録を行いました。樹木は展葉を終え,林内は薄暗くなってきました。林床性の草本類はあまり見かけなくなり,木々の花々が開花を迎えようとしています。

 林内を歩いていると甘い香りが漂ってくるので上を見上げると大きなホオノキの花が咲いていました。木の上の方で開花するので間近で見れないのが残念です。また,オニグルミの雄花序が地面に落ちているのを見て,これも上の方で開花しているのに気が付きました。林内のあちらこちらでハクウンボクやタニウツギが開花期を迎え,トチノキも花を咲かせていました。ミズキやウワミズザクラ,コバノガマズミはほとんど開花が終わり,子房が大きくなり始めていました。また,エゴノキやナツツバキ,ムラサキシキブ,ヤマウルシなどは小さなつぼみを付けており,これから開花を迎えます。

 林床ではひっそりとタチシオデが開花しており,そのほかウマノアシガタ,ニガナ,コナスビ,ムラサキサギゴケ,マムシグサ,ヤエムグラなどが咲いており,明るいところでは,イヌガラシ,ウシハコベ,ツメクサ,ウワバミソウ,トウバナ,ミミナグサ,ミツバツチグリ,オッタチカタバミ,カタバミ,イモカタバミ,カラスビシャク,ノミノフスマなどが咲いていました。


林内の様子

ハクウンボク

タニウツギ

トチノキ

エゴノキ(つぼみ)

タチシオデ

ウワバミソウ

イチョウの雌花がたくさん落ちていました

ムラサキサギゴケ

タチイヌノフグリ

ウシハコベ 

カタバミ,奥にオッタチカタバミ

イヌガラシ


2019年5月16日木曜日

ミニニュース2019-No.1を発行しました。

立山自然保護ネットワークミニニュース 2019-No.1が発行されました。今後の行事案内が掲載されています。呉羽モニ1000,立山外来植物駆除,アースデイとやま2019など。

ミニニュース2019_No1 ページ1

ミニニュース2019_No1 ページ2

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