2019年5月18日土曜日

モニタリング1000里地調査(呉羽丘陵)

 今日はモニ1000調査の日でした。メンバー4人で呉羽丘陵を散策し,今咲いている植物の観察と記録を行いました。樹木は展葉を終え,林内は薄暗くなってきました。林床性の草本類はあまり見かけなくなり,木々の花々が開花を迎えようとしています。

 林内を歩いていると甘い香りが漂ってくるので上を見上げると大きなホオノキの花が咲いていました。木の上の方で開花するので間近で見れないのが残念です。また,オニグルミの雄花序が地面に落ちているのを見て,これも上の方で開花しているのに気が付きました。林内のあちらこちらでハクウンボクやタニウツギが開花期を迎え,トチノキも花を咲かせていました。ミズキやウワミズザクラ,コバノガマズミはほとんど開花が終わり,子房が大きくなり始めていました。また,エゴノキやナツツバキ,ムラサキシキブ,ヤマウルシなどは小さなつぼみを付けており,これから開花を迎えます。

 林床ではひっそりとタチシオデが開花しており,そのほかウマノアシガタ,ニガナ,コナスビ,ムラサキサギゴケ,マムシグサ,ヤエムグラなどが咲いており,明るいところでは,イヌガラシ,ウシハコベ,ツメクサ,ウワバミソウ,トウバナ,ミミナグサ,ミツバツチグリ,オッタチカタバミ,カタバミ,イモカタバミ,カラスビシャク,ノミノフスマなどが咲いていました。


林内の様子

ハクウンボク

タニウツギ

トチノキ

エゴノキ(つぼみ)

タチシオデ

ウワバミソウ

イチョウの雌花がたくさん落ちていました

ムラサキサギゴケ

タチイヌノフグリ

ウシハコベ 

カタバミ,奥にオッタチカタバミ

イヌガラシ