2019年8月30日金曜日

第44回立山美化清掃大会に参加しました

 今日は立山美化清掃大会が室堂周辺で行われました。県内の様々な団体が班に分かれて,清掃および外来種除去を行いました。本会は外来種除去班としてゴマナやイタドリなどの除去を行いましたが,秋雨前線の影響で天気が悪く,遊歩道を一周して終了となりました。

室堂ターミナルにて開会式

ゴマナを除去

イワイチョウの紅葉

2019年8月25日日曜日

外来植物除去(弥陀ヶ原)

 今日は弥陀ヶ原で外来植物の除去作業を行いました。弥陀ヶ原と言っても湿原内ではなく,資材置き場となっている広場で,ここに広がっている外来植物の除去です。メンバー5人のほか,富山大の学生二人が参加しました。オオバコの他,シロツメクサやタチタチオランダゲンゲ,ウツボグサ,セイヨウウツボグサ,オノエヤナギを除去しました。

外来植物除去作業の様子

ウツボグサ(花弁は落ち,花穂が何本も見える)(国内外来種)

近くに咲いていた高山植物タテヤマウツボグサ(在来種)

セイヨウウツボグサ(外来種)

2019年8月17日土曜日

モニタリング1000里地調査(呉羽丘陵)

今日はモニ1000調査の日でした。台風一過の暑い日でしたがメンバー5人で呉羽丘陵を散策し,開花・結実している植物の観察と記録を行いました。

 樹木類で開花している種は少なくクサギぐらいで,リョウブは開花が終わったところでした。その他の樹木は結実期です。草本ではミョウガやヤブミョウガ,サワオトギリ,コケオトギリ,イヌタデ,ミズヒキ,クサコアカソ,ヤブマオ,イノコズチ,ミズタマソウ,イヌホオズキ(アメリカイヌホオズキかも),アメリカアゼナ,ヌマトラノオ,ゲンノショウコ,キツネノマゴ,ツユクサ,オオニシキソウなどが見られました。ツル性植物の開花も多く見られ,クズ,ヤマノイモ,オニドコロ,ノブドウ,アマチャズル,カラスウリ,ヘクソカズラ,ヤブガラシ,ママコノシリヌグイ,アオツヅラフジ,ミヤマフユイチゴなどが見られました。


呉羽丘陵の様子

ヤマノイモ

ミツバ

コケオトギリ

ヤブマオ

クサコアカソ

アマチャヅル

カラスウリ

イヌタデ

ミズタマソウ

ミヤマフユイチゴ

ミョウガの花

ヤブミョウガ

オニドコロ

キツネノマゴ

オオニシキソウ





2019年8月10日土曜日

富山大との協働授業(外来植物除去と自然観察)

富山大学理学部との協働授業「外来種除去作業&弥陀ヶ原の自然」を行いました。生物圏環境科学科の学生35人と弥陀ヶ原のバス駐車場(資材置き場)にて,オオバコやシロツメクサ,フランスギクやウツボグサなどを除去しました。午後からは弥陀ヶ原を自然観察をしました。学生さんたちには亜高山帯・常緑針葉樹林の植生(オオシラビソ),湿地の地塘(餓鬼の田)の生態系(キンコウカ,イワショウブ,ミヤマホタルイ,モウセンゴケ),立山カルデラについての説明を行いました。


弥陀ヶ原に到着

外来種除去作業を開始

除去対象種のオオバコ

除去対象種のシロツメクサに訪花するニホンミツバチ(?)
本来であれば自生の高山植物の送受粉を行ってほしいところだが,
シロツメクサや下のウツボグサに訪花しているのが見られた。

除去対象種のウツボグサ。近くにタテヤマウツボグサもある。

この後,弥陀ヶ原湿原の自然観察をしたが,学生さんへの説明に忙しく写真はなし。シロバナタテヤマリンドウ,キンコウカ,イワショウブ,ミヤマアキノキリンソウが開花中,ゼンテイカ(ニッコウキスゲ),イワイチョウはほぼ終わりでわずかに花が見られた。チングルマやワタスゲはほぼ終了。