2019年8月10日土曜日

富山大との協働授業(外来植物除去と自然観察)

富山大学理学部との協働授業「外来種除去作業&弥陀ヶ原の自然」を行いました。生物圏環境科学科の学生35人と弥陀ヶ原のバス駐車場(資材置き場)にて,オオバコやシロツメクサ,フランスギクやウツボグサなどを除去しました。午後からは弥陀ヶ原を自然観察をしました。学生さんたちには亜高山帯・常緑針葉樹林の植生(オオシラビソ),湿地の地塘(餓鬼の田)の生態系(キンコウカ,イワショウブ,ミヤマホタルイ,モウセンゴケ),立山カルデラについての説明を行いました。


弥陀ヶ原に到着

外来種除去作業を開始

除去対象種のオオバコ

除去対象種のシロツメクサに訪花するニホンミツバチ(?)
本来であれば自生の高山植物の送受粉を行ってほしいところだが,
シロツメクサや下のウツボグサに訪花しているのが見られた。

除去対象種のウツボグサ。近くにタテヤマウツボグサもある。

この後,弥陀ヶ原湿原の自然観察をしたが,学生さんへの説明に忙しく写真はなし。シロバナタテヤマリンドウ,キンコウカ,イワショウブ,ミヤマアキノキリンソウが開花中,ゼンテイカ(ニッコウキスゲ),イワイチョウはほぼ終わりでわずかに花が見られた。チングルマやワタスゲはほぼ終了。