今日は富山県立大学工学部の2年生(トピックゼミ)13人、教員2名が参加して、美女平遊歩道で外来植物除去作業を行いました。タテヤマスギとブナの針広混交林を散策しながら、遊歩道上に生えているオオバコを除去しました。2019年にも同様の協働作業を行いましたので、同じルート上で作業することで、オオバコ除去本数を3年前と比較します。また、美女平ではマイマイガ幼虫による食害がいたるところで見られ、特に多くのブナが枯れたように葉がなくなっていました。残念ながら花はあまり見られず、ツルアリドオシ、ツルアジサイぐらいしか確認できなかった。
午後からは弥陀ヶ原でも外来植物除去作業を行う予定でしたが、美女平での作業に時間を取られてしまったので、バスで移動後、弥陀ヶ原では外来植物種の分布状況を確認したあと、弥陀ヶ原の地形や高山植物の観察を行いました。ナナカマド、ミネカエデ、ベニバナイチゴ、タテヤマリンドウ、チングルマ、イワカガミ、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)、イワイチョウ、トガクシコゴメグサ、テガタチドリ、ノビネチドリ、アカモノ、タテヤマウツボグサなどの開花が見られました。
アルペンルート桂台料金所にあるタイヤの土を落とすための散水装置 (低地の植物のタネを高山帯に持ち込まないため) |
バスで移動した学生たちの靴についた土を落とす |
美女平にて |
美女平にて |
美女平にて(2019年にオオバコを除去したところ)。 オオバコの他、キツネノボタンが目立つ。 |
2019年の上と同じ場所(オオバコを除去した) |
マイマイガ幼虫 |
クスサン幼虫 |
弥陀ヶ原 |
ナナカマド |
オオシラビソ |
ベニバナイチゴ |
ミネカエデ |
イワイチョウ |
チングルマ |
弥陀ヶ原にて |
弥陀ヶ原にて |
弥陀ヶ原にて |
弥陀ヶ原にて(池塘のそばにはモウセンゴケが生育) |
弥陀ヶ原にて |
弥陀ヶ原にて(左側はラムサール条約登録地) |
アカモノ |
ゼンテイカ |
テガタチドリ |
タテヤマウツボグサ |
トガクシコゴメグサ |