2022年9月4日日曜日

ブナ活力度調査

  今日は毎年恒例の美女平~ブナ坂(自動車道路沿いおよび自然散策路)のブナ林においてブナの活力度調査を行いました。参加者は5人でした。

 ブナの活力度調査は美女平~滝見台の区間で1985年から行っているブナやミズナラなどの活力度調査ですが、今年は6~7月に大発生したマイマイガ幼虫の食害によって、100%近くの葉を失った木もあるなど、ほとんどの樹木が被害を受けました。そのため、例年の結果と比較できないことから、今年は食害後の再展葉の状況などを観察しました。食害の程度がひどい木では、再展葉もわずかである傾向が認められました。

 林床にはハクサンカメバヒキオコシ、タマアジサイ、ノブキなどの花、ツクバネソウや3種のユキザサ類の果実などが見られました。 

マイマイガの食害で丸はだかになり、わずかに再展葉しているブナ